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2020-02-19 技術ブログ

デジタルスローシャッター(DSS):暗所での撮影における効果的な補正機能

デジタルスローシャッター(DSS)とは

デジタルスローシャッター(DSS)は、暗い環境下での撮影において画像の明るさと品質を向上させるための技術です。


DSSは、カメラのシャッタースピードを遅くすることで、光センサーが受け取る光の量を増やし、より明るくクリアな映像を得ることができます。

デジタルスローシャッター(DSS)の利点と活用場面

デジタルスローシャッター(DSS)は、さまざまな場面で有用です。

低照度環境下の監視

暗い場所での監視カメラ撮影において、DSSを使用することで明るさの補正が可能となります。


夜間や光が不足している場所でも、詳細な映像を捉えることができます。

明るさの調整

DSSを利用することで、撮影環境に応じて明るさの調整が可能です。

暗所だけでなく、輝度のバランスの異なる場所での撮影においても、DSSは映像の品質を向上させます。

デジタルスローシャッター(DSS)の注意点

監視カメラシステムにDSSを組み込む際には、設定や調整に注意してください。

設定の適切性

デジタルスローシャッター(DSS)の設定を行う際には、撮影環境に合わせた適切な設定を行うことが重要です。


シャッタースピードやISO感度などのパラメータを適切に調整し、最適な明るさと品質を実現しましょう。

モーションブラーに注意

DSSを使用するとシャッタースピードが遅くなりますので、被写体が動いている場合にはモーションブラーが発生する可能性があります。


モーションブラーは高fpsで録画する場合に発生しやすくなります。

モーションブラーを避けるためには、録画時のfpsを下げてください。

ノイズの増加

DSS設定時にISO感度も向上させると同時にノイズも増加する可能性があります。


ノイズを最小限に抑えるために、ノイズリダクション機能(DNR)などと組み合わせて使用することが推奨されます。

露出のバランス

DSSを使用する場合、明るさを補正するために露出が調整されます。


しかし、暗い領域が明るくなる一方で、明るい領域は過度に明るくなる可能性があります。

適切な露出のバランスを保つために、補助照明やHDR(ハイダイナミックレンジ)機能を活用しましょう。

まとめ

デジタルスローシャッター(DSS)は、低照度環境下での撮影において有用な機能ですが、設定や注意点に留意することが重要です。


適切な調整と組み合わせたDSSの活用により、明るくクリアな映像を得ることができます。


監視カメラシステムのパフォーマンス向上に向けて、DSSの適切な活用を検討してください。


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